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イルンゴとの出会い

横浜 Sさん

初めてanimato12を手にしたのは昨年の2月。 それまでの私はオーディオを音楽を再生するための道具として、分析的な観点から接していました。 音楽を再生する喜びでも、どちらかというと変化を楽しむ事が主体で、演奏者の気配や何を表現したいのかといった点まで追求することが無かったのです。
ある日妻とあるピアノのCDを聴いていて、
「なんだか綺麗だけど、力強さもいまいちだし、なにより生き生きとした生命が感じられないね、これがオーディオの限界なのかな?でも、こんな小さなスピーカーだとこれが限界なのかな~」と2人して話していたのが2000年の秋の事でした。
それから、ケーブルやら電源関連などと色々やって、S/Nはよくなるのですが、いまいち精気が無いので、ほとほと困っていたところ、ユニオンお茶の水の朝倉さんから「ちょっと聴いてみれば」と言われたのが始まりでした。

Mrイルンゴとの出会い
2001年2月にはじめてanimato12を購入し、妻に黙ってDACとPRE AMPの間を取り替えたところ、料理の最中なのに「ピアノがピアノの音している。あなた又何かしたの?!」といった感じ。animatoの底力がこんな感じで感じられるとは意外でした。
それから2ヶ月して、楠本氏とメール交換しているときにオーディオボードを作っているとの連絡があり、あのgrandezzaの初期ロットを頂くことにしました。
丁度ユニオンに引き取りに来たときに、偶然ばったりと楠本さんとあって、重たいgrandezzaと共に、拙宅まで車に乗っけていってもらう事となりました。

息を吹き返した音
その晩、楠本さんにまずは拙宅のシステムの音を聴いて頂き、その後すこしづつ手を入れてもらいました。
というより余計なものを外していって、わずかなセッティングを行っただけで、私のシステムの音は劇的に変わりました。
(小さなSPの低音を補完するスーパーウーハーさえ必要無くなりました。これには妻も大喜び。)
うちのあれだけ小さなテシマルIIという古い小さなSP(でも中身はネットワークも含めて全く別物ですが)がこんなに朗々と鳴ろうとは思いもよりませんでした。
小さなSPでマンションで十分な質感を備えた音に浸りたいというのが、私と妻の願いでしたが、かなり叶えられました。
当然、ケーブルは殆どがanimatoでanimato12がPRE-POWER/DAC-PREに、animat2.5がP0-DAC間に、電源ケーブルはPRE/P-0にP400、DACにP250と、ほぼanimatoとなりましたし、気がつけばPREはCrecendo205sに、そして全ての装置がgrandezzaの上に乗っています。
結局我が家はgrandezzaが11枚となってしまいました。(楠本さんからはこれ以上黒ずくめにしてどうするの?といわれますが、まだまだ)

そして今・・・
ilungoがもたらしてくれた「生き生きと早く」は私の小さなシステムの中にしっかりと息づいて今日も元気に朗々と鳴っています。 大事な事は、装置の大きさやブランドや評価だけでなく、「シンプルにそして力強く澱みの無い再生」これを実現する。
イルンゴの製品をこれからも大切にしたいと思いますし、次に何が出てくるのかとてもわくわくしています。